研究所長挨拶

所長 井門正美よりご挨拶

オーナー近影

  札幌市 KITARAにて

当研究所のホームページにご訪問いただき有り難うございます。
当研究所は、2022年4月に設立しました。2024年5月21日にドローン事業を主とする(株)Ido Airを設立し、私は株主でもあることから、当社の地方創生部門に関わることになりました。そこで、本研究所を会社の併設機関として、ドローンを活用した地方創生、地域づくりや活性化策を提案し、社会貢献を果たしうる会社とするための研究機関としての活動も展開することにしました。
そのため、この度、広報と閲覧者の皆様との交流を図るホームページを立ち上げました。

当研究所の所長である私、井門正美は、経歴欄に記載してありますように、群馬県の公立学校教員(小学校・中学校)に臨時採用も含め、9年間勤務したました。大規模中学校での学校の荒れを経験する中で、学校教育の変革の必要性を痛感し、研究者となるべく34歳で教職を辞し、大学院(上越教育大学、筑波大学)で学校教育研究を展開し、9年間の修行を経て、43歳でようやく秋田大学の教員として再就職し主に社会系教科教育を担当しました。ここで16年間勤務した後、北海道教育大学教職大学院に転任し、主として学級・学校経営を担当し、教職大学院長として4年間大学運営にも関わり、修士課程廃止と教職大学院一本化に向けた改革に携わり、2021年3月をもって定年退職いたしました。

以上のような経歴があり、特に私は、研究として教育をベースにした「地域研究」で地域の歴史や地理、文化や伝統などを踏まえた地域創生・活性化策について研究し実践してきたこと、併せて、民主主義の理念や人権、多様性といった観点から、様々な人々が自己実現を果たし社会貢献ができ、幸福を実感しうる社会についての研究として、キャリア教育や命の教育を行ってきたこと、に基づき、本研究所の活動を展開しています。

地域づくりと活性化、キャリア教育、命の教育等、現代社会を各々の地域社会に住み地域を支える人々にとって大切なテーマについての研究と実践を行っていますので、関心のある方はお問い合わせいただければと思います。

皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

 


経歴

学歴
群馬県立沼田高等学校卒業(1974)
早稲田大学社会科学部(1975-79)、立教大学社会学部(1979-83)
上越教育大学大学院修士課程学校教育研究科(1990-92)、筑波大学大学院博士課程教育学研究科(1992-99)
  学位 博士(教育学)*筑波大学 
  専門 教育学・社会学・社会システム論 提唱理論「役割実践法・役割体験学習論」
 
職歴
群馬県教員:沼田市立池田小学校(1983-86)、藤岡市立北中学校(1986-91)
大学教員 :秋田大学助教授(1999-2002)・教授(2002-2015)、役職・秋田大学教員免許状更新講習推進センター長(2014-15)
      北海道教育大学大学院教育学研究科(教職大学院)教授(2015-21)、教職大学院長・評議員(2015-19)
受賞・表彰
受賞:学事出版第2回教育文化賞最優秀賞(2005)、日本シミュレーション&ゲーミング学会優秀賞(2005)、
   科学技術融合振興財団(FOST)FOST賞(2011)、日本シミュレーション&ゲーミング学会・学会賞(2014)、
   科学技術融合振興財団(FOST)社会貢献賞(2016)、日本シミュレーション&ゲーミング学会・フェロー称号
表彰:秋田大学永年勤続表彰(2011)、北海道教育大学永年勤続表彰(2021)
社会貢献
秋田大学時代:
       秋田県産業経済労働部雇用労働政策課『ディスカバーJOB』刊行委員会委員長(2018年度)
       秋田県キャリア教育推進協議会座長(2013年4月~2015年3月)
       秋田県教育庁高等学校キャリア教育委員会座長(2014年4月~2015年3月)
北海道教育大学時代:
       日本教員養成機構評価部会評価員 (2015年4月~2016年3月)
       日本教職大学院協会理事 (2015年10月~2019年9月)      
       北海道教員育成協議会委員・座長 (2017年4月~2019年9月)
       札幌市教員育成協議会委員・座長 (2017年4月~2019年9月)
       国立精神・神経医療センター精神保健研究所客員研究員 (2017年4月~2020年3月)
      (公財)中央教育研究所プロジェクト「人口減少問題と教育実践」研究員(2017年4月~2020年3月)


主要著書・論文

著書:『問題解決力を培うロールプレイング・シミュレーションSIM TOWN【井角町】の授業』(NSK出版、1998年)
   『社会科における役割体験学習論の構想』(NSK出版、2002年)*学位論文を著書として刊行(文部科学省研究助成)
   『役割体験学習論に基づく法教育―裁判員裁判を体感する授業―』(現代人文社、2011年)
   『実践キャリアアップ教育-役割体験学習論からの教育改革-』(NSK出版、2013年)
   『学校文化と法-教育は“いじめ”にどう立ち向かうのか・いじめ問題への挑戦-』(NSK出版、2014年)
   『命の教育-生きる力を培う-』(NSK出版、2022年)

論文:「社会系教科における原発震災下の『農と食』の論点-『美味しんぼ問題』から-」日本社会科教育学会『社会科教育研究』第122号(2014年)
   「第7章「人口減少・少子高齢化社会』における北海道の地域と学校教育―教職大学院での教師教育実践を通して―」 (公財)中央教育研究所『研究    報告書№95「人口減少問題と教育実践」』(2019年)